検索避け

大規模な検索避けの事例としては、韓国の例が挙げられるだろう。韓国では 元々、「ネイバ ー」「 Daum」「 Nate」といったポータルサイトに情報が集まる傾向が強かった。そこでこれらポータルサイトが 検索避けを実施し、グーグルなど海外の検索サービスのクローラーを排除して、自身のポータルサイトに情報を集約させることに成功した。 結果として日本や他の国のように、国内の検索サービスがグーグルに駆逐されてGoogleのSEO対策が必須になることなく、現在でも主要な検索サービスとして君臨している。世界進出の契機を作る原動力にもなっている。 このように、検索によるオープン化が進んだことで、逆にサービス側、ユーザー側が、ビジネス的、心理的な理由により 情報を提供したいけど、検索されたくないというケースが増えてきているのである。 しかもそうしたクローズドなウェブ・サイトが、日本においても大きな存在感を示すようにもなってきている。クローズド・サービスの代表といえる国内のSNSサービスを見ても、ミクシィ、モパゲータウン、グリーの国内3大SNSの会員数は、既にそれぞれ1500万を超えている。単純に合計すると5000万以上と、日本人口の4割という規模に達している状況なのだ 無論、その中でやりとりされているサービスや情報の多くは、オープンな環境から 見ることはできないし、クローラーも巡回できない。例えば、ミクシィ上で提供されており、会員数が450万を越す人気ゲームをヤフー・ジャパンやグーグルから検索しても、そのゲームに直接アクセスすることはできない。 こうしたところからも、情報のクローズ化によって検索サービス側にも限界が出てきているということが理解できるのではないだろうか。